「実りの秋」に知ってほしい、コットンのおはなし

秋は実りの季節、植物の収穫シーズン
シーズンになると、収穫を終えたばかりの旬な食べ物があふれる秋のシーズン。
多くのタオルの素材に使用され、天然繊維、天然素材といわれるコットン・綿も、日本ではこの季節に収穫される植物です。
身近な素材、コットンのお話です。
タオルの素材、コットン・綿は、『綿花』から作られます
皆さんは、綿花(コットンフラワー)をご存知ですか?
ふわふわ可愛い綿花は、リースやドライフラワーでも人気があるので、実物をご存じの方もいらっしゃると思います。
植物名:ワタ。アオイ科ワタ属の植物
夏にクリーム色の花を咲かせます。花のひらたく大きなかたちは、同じアオイ科の芙蓉(ふよう)なども似ていますよね!
花の色は他にも白やピンク、花芯が濃いものもあります。
秋に熟して実がはじけて、ふわふわの綿花が顔を出したら収穫です。
果実がはじけた中から、白い綿毛が現れます。これが花のように見えるということから綿花(コットンフラワー)と呼ばれるそうです。
綿花は木綿、コットンの材料です。
綿花の綿毛を取り出し、紡いで糸にます。紡ぐ強さによって柔らかくしたり硬くしたりと用途に合わせ、ぴったりの風合いを作ることが出来るので、
衣類やタオルなどに多く使われていますよね!
繊維を紡いだ糸を使うもの以外にも、繊維を重ねて作るコットンパフなどもあります。
綿花の起源は熱帯アフリカだとか。その後、インドに渡り、インドから中国に渡ったものが日本(愛知県)に渡来したそうです。
現在の主な綿花の生産地は、インドや中国、アメリカです。
一時期は日本でも綿花の栽培が盛んでしたが、残念ながら今ではほとんど生産されていませんが、日本でも綿花の生産をしています。
植物なので、品種や生産される地域の気候、土壌、環境によって特長があり、綿花から作られる糸にもその特長を活かして幅広いアイテムに使用されています。
コットンは、吸水性に優れているので、タオルに最適な素材です。
吸水した水分を外に発散されるので、通気性も良く、肌に触れるタオル以外にも、インナーや衣料品などでも人気がある素材です。
コットンは、比較的洗濯でのお手入れもしやすい素材なのも、多くのアイテムで使わている理由なのかもしれませんね。
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